ミラルカ達の住むフォギーノイズは、高い壁にぐるっと囲まれた街です。 階段を登ると街の出入り口があります。 この街は一般市民の住む地区、魔術師の住む地区、商店街、公園、危険地帯… といった地区にかなり明確に分かれています。 フォギーノイズという名前の由来は…そのまんまで「霧」です。 以前は薄い霧が町全体を覆っていたのですが、いつからか 霧は一部(主に危険地帯)にしか、かからなくなっています。 街に入ると、いきなり青空市場があります。 色とりどりの屋根(布だけど)をした露店がそこらじゅうにぎっしりです。 布と棒で出来たような簡易な露店。後は、地面で布敷いて売ってたり。 食べ物から様々なアイテムまで、種類は豊富です。 他の街から来た人達は、出る前にここでお土産を買っていったりします。 機械人間がいるのに、街はハイテクのカケラもありません。(苦笑) 青空市場は、一応こんな感じで。 掘り出し物が手に入る場合があるので、魔術師も見に来たりします。 おみやげにリンゴをいくつか買っていくリーリンダ。 今は「福引リンゴ」の時期ではなかったので、普通のリンゴでしたが。 路地裏を見つめる。 路地、そして、路地の先は危険地帯である事が多いです。 例えていうならモンスターがエンカウントする場所みたいな。 チンピラとかヤバイ魔術師とか、ケルベロスあたりがたむろしているかと。 アグダ・ミランダがいた頃はこんな場所はほぼ無くなっていたのですが 彼が亡くなったのをいい事に一気に広がってしまいました。 それだけアグタやアグダの造ったメカニカルゴーレムは力がありました。 ミラルカ達はこんな場所を少しずつ無くしていこうとしています。 リーリンダも始めてこの街に来た時に、間違えて危険地帯方向から 街に入ってしまい悪い奴等にかなり酷い目にあったようです。 その時に記憶回路が破損したので、何があったのかは覚えていませんが 路地を見ると嫌な気持ちになったりします。 彼を拾って修理したミラルカによると、頭が殴られて凹んでいたり 関節部の配線等が焼ききられていたとか。(実際に書くと悲惨) 2008/01/19 |