異界の夜へようこそ・・・ 私はファーブラ、導く者。 ああ、なんて事でしょうか・・・? 私だったら絶対に、断ってしまいます・・・ 『光〜あくまとのけいやく〜』 「光・・・・・・・?」 ルーは影を縛ったまま、光と言う少年に問う。 「そうだよ♪」 にこにこスマイルで、光は言った。 そのころ影は歯軋りをしていた。 心の中で『早く縄を解け』と思いながら。 「危ない所だった〜」 光は笑いながら呟く。 「もう少しでヤヤネさんのサイトがとんでもない事になっていたよ☆」 まあ、それもそうですね。良かった良かった。(ひでぇ 惨めにも雪は大きなたんこぶを作って気を失っている。 「まあそれよりも君!!」 カメラ目線だった(?)光は突然ばっとルーの方向に向いた。 「僕と契約をしてくれないかなっ!!?」 そしてまたニコっと笑う。 「契約ぅ〜??」 ルーは口を尖らせながら尋ねる。 「そう、契約っ!!」 「そんな事後回しにしろ、我を放さぬか・・・」 縛られていた影は言うが、ルーと光は無視して話を続けた。可愛そうに・・・ 「君はアイドルグループを作るんでしょ??」 「え!!?何で知ってるのよ!!??」 光の意外な言葉に、ルーは戸惑う。 影は魔シン銃を解凍しようとするが、体が動かないので魔シン銃は応答しない。 「フフ♪seedに聞けば分かるもん♪」 それを言っちゃあおしまいだ光君。 はい、光君に情報を漏らしたのはあっしです。はい。(殴 「だからこの僕が、君に事務所やらコスチューム代やら いろいろ貸してあげようってわけさ。もちろんタダじゃないよ。」 光が言った。 「・・・何すれば良いのよ?」 そしてルーが聞く。 「まず、そのメンバーに僕を入れる事。そして儲かったお金の半分を、僕にちょうだ い?」 心の中で『ゲッ!!?』とルーが呟く。 最初の条件はOKだ。光のミステリアスな雰囲気がより 一般ピープル(?)に受ける事間違いなし、 入れても何の問題もないだろう。 しかし、もう1つの条件はどうか? 利益の半分を支払わねばならないなんて・・・ 少しリスクが大きすぎるのではないだろうか? しかしルーはあまり深く考えず、答えを出した。 その答えは・・・ 「O・K!!」 まあ事務所も付いて来るんだから、いいか。 「よ〜し決まったね!!☆さっそくその事務所に連れてってあげるよ☆」 光が魔方陣を開く。 すると一瞬にして辺りの景色が変化した。 薄暗い城のような、宮殿のような所だ。 「付いたよvV」 「え・・・?」 ルーは辺りを見回す。 「光ぃ〜遅いよ〜」 すると、どこからか小さな子供の声がした。 「ごめん☆伯爵♪」 「は!!?」 ルーが声がする方に振り向くと、 そこには浮遊する椅子に座った少年の姿があったのだ。 彼の名は・・・ 「君がプロデューサー?しっかり働いておくれよ〜?」 タイラント。 「雪ぃ・・・・・」 ルーと一緒に連れて来られた影が嘆いた。 予言します。 馬鹿な伯爵、ノリノリな四凱将。そして・・・ 魔剣士〜しろきアイドル〜 次回もアンリミテッドな導きを・・・ こんな予言やるなら死ぬほうがましかもしれませんね。 |