異界の夜へようこそ・・・ 私はファーブラ、導く者。 苦しむ旅人達よ・・・ 黒き風の男よ・・・ 魔剣士白い雲よ・・・ さあ羽根を休めて、私の友達と遊びましょう・・・ 『空中庭園〜ファーブラのにわ〜』 リサ達を飲みこんだ光は柱となり、大地と天空を繋いだ。 その光の柱の中に居たリサ達は天へ、天へと昇って行った・・・ リサ「う、うーん・・・・」 一番早く目覚めたリサは、その光景を見て自分の目を疑った。 数え切れないほどの真っ白い石で作られた 神殿のような建築物が緑の絨毯の様な草原にあったのだ。 草原の地面には何故か円や六角形や正方形が沢山描かれている。 何のために使うのだろうか・・・? ユウ「うう・・・ここ、何処?」 アイ「もー何なのよここ・・・」 ユウとアイも目が覚めて起きあがる。 チョビ「・・・・!!クェクェ!!」 いつの間にか起きていたチョビがいきなり声を上げる。 自分の頭に付けている羽根「ペンナ」でユウはチョビの気持ちを感じ取った。 ユウ「他にも人がいるって!」 アイ「あ、あれ・・・・!!ファーブラだ!!前にポシェポケをくれた人!!」 リサ「え!!?」 慌ててリサはアイが指差す方へ向く。 するとさっきまでは何も無かった場所に、巨大な真珠貝の館があった。 ファーブラ「私の庭へようこそ・・・私はファーブラ、導く者。」 その中に居たローブを纏った長い銀髪の女性は言った。 ユウ「え!!?庭??・・・どう言う事?」 何が何だか分からずユウはファーブラに問いかける。 ファーブラ「ここは私の空中庭園、傷ついた者、苦しむ者、怒り狂う者、涙流す者、 死に急ぐ者癒し、元の姿に戻す場所。さあ、苦しむ貴方達もここで遊びましょう。 ・・・この子達と共に・・・・」 ファーブラがおいでおいでをすると、小さな何かがやって来た。 1つはチョビよりも目が大きく体が小さな黄色の子チョコボ。 もう1つは白と赤のローブを着て、金色の髪で目元を隠し 木で作られている杖を持ったアイやユウくらいの少年だった。 ファーブラ「ルールは彼らが教えてくれます。始めましょう、フィールド・オープン!」 右腕を上げファーブラが唱えると、先ほどの円や六角形が 1つの光の線で結ばれ、まるで双六の様になった。 リサ「始めるって・・・・何を?」 |