「ここは異界・・・。
 闇の柱で外界という世界と繋がっている・・・。
 この闇の柱を利用して、悪さをしている者・・・。
 それが悪霊王・・・タイラント伯爵とサタン皇帝だ・・・。
 奴らは闇の柱から自分の手下の悪霊達を外界に送り込んでいる・・・。
 そして、その外界の世界の人間達にある『心の闇』の中に巣くい、その者の心を食らうのだ・・・。
 それを阻止する為に作られた組織・・・・・。その名も異界探偵・・・。」

メンバーは、魔銃使いの玄武の黒き風、
魔剣使いの白虎の白い雲&朱雀の赤い霧の兄弟、
この世界に迷い込んだ双子のアイ・ハヤカワとユウ・ハヤカワ、
そして、外界で力を貸してくれるルー・ルプスとモ―グリ・クポと邪剣使いの快晴の陽射・・・。
それと氣現術士の式神のリサ・パツィフィースト、
忘れてならないのが聖剣使いの青龍の青い氷・・・。
彼らはファーブラ様の以来を受け、外界のあちこちへ行き、
そこにいる仲間に協力してもらいながら悪霊を退治するプロフェッショナルなのである・・・。
そもそもことの始まりはある事件からである・・・。
「おいしいね!」
双子のアイとユウは一緒にアイスクリームを食べていた。
そんな時、事件に遭遇した。
一人の男が逃げている。
その後ろから何者かが追ってきてこう言った。
「証拠はこれだ!」
と言って何かを見せた。
すると、変な黒雲が出てきて、化け物が現れた。
丁度その時、男の人が光の中から現れた。
その男の人は変わった格好をしていて、右腕は何かで覆われている。
犯人らしき者を追っていた男はその人を見ると、「玄武!」と叫んだ。
その男の人はその犯人を追っていた男の人に近づくと、ポカン!その人を左手で殴った。
そして「俺の事は風と呼べ!」と恐い顔をして言った。
「すまん・・・。」
とその殴られた人は言った。
その風と名乗った男は右腕の物を見て、「ソイル!我が力!」と言った。
すると辺りが砂嵐で見えなくなり、
双子も、化け物もその風という男も砂嵐が治まった頃にはいなくなっていた。

「う〜ん・・・」
双子が気づくと、二人の周りには人がいた。
平安時代風の格好をしていた。
ある人が「そこから離れて!」と言ったので二人は急いでその場から離れた。
二人が離れると後ろに先程現れた化け物が出現した。
周りに居た人達は呪文のようなものを唱え始めた。
すると、化け物の様子が変わった。
それを見ると全体白い男の人が、「人の心の闇より生れ!」と叫んだ。
次にさっきの男の人が「人の心を食らう者!」とやる気がなさそうに言った。
その次に変わった格好をした女の人が「陰と陽との調和の元に!」と言った。
その次に全体的に赤い男の人が「闇の力を無に帰す!」と気合が入ってるように言った。
そして最後に青い髪の女の人が「悪霊滅すべし!」と叫んだ。
すると化け物は地面に吸い込まれてしまった。
双子達がポカンとしたまま立っていると、
先程三番目に何かを言った人がやってきてアイに「次は貴方達の番ね」と言って
首に吊るしてあった鏡をアイの首に掛けた。
それだけすると、五人の人は消えてしまった。
そんな時、光の中から女の子が現れた。
その子もまた平安風の格好をしていた。
「こっちよ!」
その子は二人をさっき戦闘があった場所へ二人を連れて行った。
すると、三人の下の床が上へと上がり始めた。
しばらくすると止まった。
「ささ、こちらへ!」
二人がある部屋へ入ると服装が平安風に変わった。
「わぁ〜!」
二人は驚いた。
「私はアイよ!こっちは弟のユウ!貴方は?」
アイはその子に尋ねた。
「私はまだ新米だから名前は無いのだから・・・」
その子はそこまで言うと一回きった。
「だから?」
二人が聞くとその子は「それまでリサ姫って呼んで!」と言った。
「リサ姫?」とユウが言うと
「リサちゃんじゃ駄目?」とアイは聞いた。
「お願い!」
その子が頼むのでアイとユウはOKした。
すると、後ろの柱のような物から光が放たれ、その中に人が立っていた。
「この方はファーブラ様!」とリサ姫が説明した。
「外界から迷い込んだ者達よ・・・
 私達に協力して悪霊を退治してくれたなら元の世界に帰しましょう・・・」
とその者は言った。
「ほんと?なんでもする!」と二人が言うと、
「ではまずの事件は・・・。」
ファーブラ様は手に持っていた扇子のような物を振った。

次回 仏像〜泣くことだってある〜
それでは今日はこれで・・。





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