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ここは、異界から遠く離れた世界・・・
名も無いこの世界は『属性』を司る者達が数人いる・・・
その世界で有名な一族・・・ドラゴン族・・・
とある時代の先祖が、邪龍を倒した事により一族はその龍の念を受けた。
それ以来,その一族には必ず何処かに呪いの印・・・『紋章』があると言う・・・
その中で、ドラゴン族の中で最も強いドラゴン・・・『幻龍』
・・・その血を引いた者は・・・一番恐ろしい呪いがあると言う・・・。
そして、それは起きた。

草原を走り抜ける者が居た・・・
今日は紅満月の日・・・月は紅く不気味さを増していた。
「いけない!もう間に合わない!」
その者は白い獣を止めた。
「あいつとあいつが目覚めたら・・・。」
その者は二つの珠を出した。
「これでも、おさえられるかどうか・・・。」
その者はそれを大事に抱えると、先を急いだ。
その時だ。
地割れがした。
そして、竜巻が多数発生した。
「遅かったか・・・。」
その者は獣の向きを変え,ある場所へと向った。

ここは深い森の中・・・。
その者は、光を出す剣で草を切り、奥へ進んだ。
ふと、ある人影が目に飛び込んできた。
「ん・・・?あれは・・・。」
その人影の正体はこの者の良く知った人物だった。
「兄さん!」
この者は思わず声を上げてしまった。
その時、その悲しい事件は起こった。
何かがこの者の体を突いた。
「にっ兄さん・・・?」
この者は混乱の中,永い眠りについた・・・・・・・。

永い時が過ぎた…
幻龍の血を引く者・・・そして、永き旅を終えた者は・・・
次回目覚め〜あらたなるたびだち〜
ではまた、ご縁があれば・・・。





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